平将門首塚

 東京駅の近く、丸ビル等のオフィスビルがそびえる大手町の一角に。人々が恐れて手を付けられない場所があります。その場所とは平将門の首塚を祀っている場所です。近隣のオフィスに勤める人々が毎日花を生け、線香の匂いを絶すことないようにしています。

 この地は古来、将門の怨念に悩まされてきた場所で、近年になっても「将門の祟りではないか。」と思われる事象が起きています。

 関東大震災で大蔵省庁舎が全焼。新庁舎建設前に将門の首塚を発掘調査を行った結果、盗掘され何もなかったため,塚を破壊し埋め立て,仮庁舎を建てました。

 それから数年後、大蔵大臣早速整爾が病死亡したことを契機に、建築に携わった人、現職の課長を筆頭に十数名の職員が不審な死を遂げ、「首塚を荒らしたからだ。」と将門の怨念説が大蔵省内で広がました。このため省内の動揺を抑える意味で、昭和2年に「南無阿弥陀仏」と書かれた鎮魂碑が首塚の前に建立されています。

 その後も祟りが続きます。終戦後占領軍がこの場所にGHQ専用の駐車場を作ろうとしたところ、首塚を壊そうとしたブルトーザーの運転手が転落死する事故が起きました。さすがのGHQも駐車場の建設をあきらめることになりました。 

 将門の首塚には、大きなガマが祀られているため海外に赴任する官庁職員達が、「無事にカエル。」事に、にあやかり赴任前にお参りにくる名所にもなっています。