高橋是清公園

 明治、大正、昭和の国難を財政面で手腕を発揮し国の危機を救った「高橋是清」を記念した公園。

 場所は東京メトロ銀座線「青山一丁目」駅より徒歩約5分。カナダ大使館隣。

 高橋是清公園はビルに囲まれてしまったのと、背の高い木々が多いため薄暗く閑散とした雰囲気を感じます。

 閑散とした雰囲気を感じるのは、公園の正面に人と気の少ない赤坂離宮があるのと幅の広い青山通りに面しているせいかも知れません。

日露戦争

 高橋是清は首相を経験したこともあります。日露戦争や昭和の大恐慌などの国家存亡の危機に、大蔵大臣として国の危機を財政面で救った人物です。 その業績だけでなく、「だるま蔵相」、「だるまさん」と呼ばれ庶民にも親しまていました。

昭和初期の恐慌時、銀行に群がる人々

 

 庶民に「だるまさん」と呼ばれ親しまれた是清ですが、私生児として生まれた高橋是清は、米国留学中に奴隷にされたり、相場詐欺やペルーの銀山詐欺に引っ掛かったりしましたが、そのつど良きまま継母や、友人達に助けられ危機を脱しています。まさに「七転び八起き」の人生そのものでした。

 私生児は差別用語になるそうですが、役所で使う「非嫡出子」の方が差別的だと思うね。

 空襲により高橋是清の邸宅は焼失してしまいましたが、母屋だけは、是清の死後多磨霊園に移築され有料休憩所仁翁閣として利用されていました。現在は都立小金井公園内・「江戸東京たてもの園」に保存されています。

江戸東京たてもの園の「高橋是清邸」

 高橋是清は陸軍の増長を財政の面から押さえる政策を取りました。このため軍部の怒りを買い、二・二六事件では2階の寝室で寝ているところを陸軍の青年将校達に銃弾を浴びせられ命を落としています。