北浅川 PartV

  北浅川は川底や川岸に古い地層が見られ本流の浅川とは一味違った景観を配しています。この地層に木の化石や古代の大型動物の足跡、骨なども発見されています。そのような場所を自分の目で見たいと北浅川探検に出かけました。

場所は、北浅川の八王子市役所付近から中央高速道路までの中間あたりです。

清川町から北浅川の河川敷に入り、上流に向かって歩いてみました。

 この辺の川底は塀などに使われる大谷石のような感じの岩で出来ています。多分富士山の噴火による火山灰が堆積して岩石になったと思われます。

川底が黒ずんでいる場所を見つけました。

川底を観察すると燃えた木片のような物が見えます。

川底一面が黒ずんでいる所もあります

川岸の近く

黒ずんでいる物体はどこからか流れて来たゴミ等ではなく

明らかに、川底の岩石の一部になっている事が判ります。

 水面から姿をさらしている 黒い物体、叩いて見ると岩のように硬いものでした。川原で焚き火をした薪などの木片ではなく、間違いなく樹木の化石のようです。

こちらは木目が判ります。

一かけらもぎ取ってみました。

非常に重く木が岩石化していることが判ります

まるで焚き火の跡に見える化石

周囲の岩石に包まれたまさしく木の化石でした。

川岸の立木化石

 岩のように見えますがこれが約200万年前、この地に生息していたメタセコイアの化石です。

近くで見ると年輪や樹皮を確認できました。

こちらは隣同志の木が仲良く化石になっています

慣れてくるとあちらこちらに化石を発見することができました。

 遠くからだと岩や、溶岩だと錯覚してしまいますが、良く見ると樹皮を確認ができます。

 岩にぷつぷつと穴が開いていますが、これは木の枝の化石です。当時、鬱蒼と茂った森がこの地に存在して、富士山の大噴火で森が火山灰で埋まってしまい、森の木と一緒に火山灰が岩石になったと思われます。川底や地表の化石よりこちらの方が昔の出来事を推測できる貴重な資料だと思います。

  こちらは象の足跡。象の牙や骨も見つかっています。アケボノ象という古代の象だそうです。

 八王子は東京の郊外と言え、多くの住宅が密集している身近な場所に、このような化石林や象の足跡化石が残っているのは非常に稀れなことだと思います。それを真近に見ることが出来、久しぶりに満足な気分で家路に着く事ができました。