酉の市

 酉の市が来ると「今年も残すことあと僅かだな。」と毎年感傷に更けてしまいます。2007年11月23日は今年一番の寒い夜でしたが、例年どうり多くの参拝者で賑わっていました。毎年の事ですが、鷲神社の参道に入るまで国際通り沿いに行列ができますがあまりにも人が多く殆ど前に進まない状態です。

 鳥居をくぐって鷲神社経て長国寺の妙見様をお参りするのが正規の順路ですが、本日は荒川土手でバーベキューを行いその帰りに古河庭園、六義園の紅葉を味わいながら、赤羽から浅草まで歩いてきたので長時間行列に並ぶ体力が残っていません。今回はいきなり長国寺に向かう手抜きコースです。

 長国寺でも稲穂が飾られているシンプルな熊手が1000円で売られていますが、「これを買ってご利益があった。」という人に私はまだ会った事がありません。ご利益というより縁起物で買うものですね。

 熊の爪に似ているので熊手と呼びますが、鷲掴みをもじって鷲の爪を模したものとも言われています。

 今の時代になってもここでは、熊手商人と客の気っ風の良いやり取りを見ることができます。「買った。」「まけた。」と、商談が成立すると、手打ちが行なわれます。縁起物の熊手のこと、まけてくれた金額を「祝儀」として商人に渡すのが恒例になっています。

 最近は「本当にまけてくれた。」と客が思い込み、祝儀が貰えないと商人がぼやいてるのがテレビで紹介されていました。

 さすが「サンリオ」

 酉の市の縁起物として、熊手の他に柳の枝に刺された「八頭」と「切り山椒」をお土産に持って帰ったものですが、お化けサトイモ)(唐の芋)をふかした「八頭」は最近見かけなくなりました。