椚田遺跡公園

 

  八王子はどこを掘っても縄文時代の遺跡が出てくる土地柄です。区画整理や道路を拡張する時、新たな遺跡が発見されることが良くあります。その代表的な遺跡が椚田遺跡です。

 椚田遺跡は保存状態が非常に良かった為に国の史跡に指定されています。発掘された遺跡は再び土を盛られその上に「椚田遺跡公園」が作られました。

 

 外見は夏草が伸びてしまった平凡な公園ですが、この下に縄文時代の住居跡が眠っています。

 地下に埋もれている住居跡をプラスチックで型取り縄文時代のモニュメントとして残されています。

 遺跡から発見された草木の種から当時の林を再現させたそうで、「縄文の林」と名付けられています。

 八王子市の郷土資料館に寄って「椚田遺跡」から出土された縄文土器や石器などを見てきました。

 ここで発掘された縄文土器もデザインが斬新的で縄文人の芸術性の高さを感じることができます。

 鉢を編目の粗い布で覆いくぼんでいる所を縄で縛るという斬新的なデザインです。実用的だけでなく芸術品としてもすばらしい物だと思います。

 土偶も出土されています。土偶は女性の姿を形取ったものが多く、完成してから体の一部が故意にもぎ取られている物が殆どです。どのような用途で作られたかは謎で神秘的なものです。

日常品

素人でも斧に使われた石器だと判りますね。

 ここの資料館では矢じりを糸で丸棒に縛り付けているものがモデルとして展示されていました。日本全国では天然のアスファルトを使いやじりを棒に接着剤したものが発見されているそうです。

 産出される場所が限られいる天然のアスファルトが全国で見つかっていることは、「縄文時代、既に物品の交易が広域渡って行われていた。」という説の根拠の一つになっています。

 八王子の「椚田遺跡公園通り」。

 通りの周辺は開発が進み、縄文時代の面影を残すものは何も残ってはいません。