飛鳥山博物館の丸木舟と貝塚

 

 縄文時代の丸木舟を見るため北区王子の飛鳥山博物館を訪ねてみました。

 

 

 博物館の説明資料によると丸木舟は北区の上中里で発掘されたものです。東京で発掘された唯一の丸木舟で、砂浜の海岸に据え置かれていたような状態で出土されたようです。

 

 

 丸木舟は全長5.79メートル、幅0.72メートル、深さ0.42メートルというサイズで、思っていたより大きな丸木船でした。保存状態も良く表面は滑らかに仕上がっており、当時の工人が丁寧に作ったことが伺われます。

 

     

 飛鳥山博物館を訪れたのは、この丸木舟を見るのが目的でしたが、同博物館で展示されている貝塚の説明を読み、縄文人の生活が今まで思っていた以上に文化的だったことが判り感銘を受けました。

 この貝塚は、現在も大都会の地下に埋もれているもので、約4メートルの貝殻層が幅70〜100m、長さ1kmと広範囲にわたる非常にスケールの大きなもので、おそらく世界一の規模になると思います。 

博物館の説明パネルの写し(1)

博物館の説明パネルの写し(2)

貝塚の一部を剥ぎ取った標本

標本の一部の接写

大きめのはまぐりと牡蠣の貝殻が殆どです

 ここに住んでいた縄文人は、貝を自分たちの食料にしたのではなく、貝の身を加工し他の地域にすんでいる縄文人と交易をしていたようです。

 ついでにこの地域で発掘された縄文土器も観察しました。どれも見事な細工が施されており、縄文人の芸術性の高さが感じ取れます。

土偶